プリント 伸縮率 DTF編
プリントの縮率は、生地の伸び縮みに対して伸縮率が対応している必要があります。
生地が伸びる素材の場合、プリントの縮率が悪いと衣類の伸縮性を損ない、無理に伸ばすとプリントは裂けてしまいます。
その為、プリントシートなどの接着印刷は伸縮率が高い物が基本で、プリントが伸びない商品はシリコンラバーのプリントや刺繍ワッペンなどワンポイント系の物が一般的です。
今回はDTFプリントの縮率について記載致します。
DTFの縮率は何処で確保されているのか?
DTFプリントの縮率は、主に下地のホワイトプリントとホットメルトパウダーの付着によって確保されています。例えば、下地にホワイトプリントをせずに同じ工程で印刷した場合は、プリントは直ぐにわれてしまいます。
透過でDTFプリントをする場合は、専用に透明なインクがあり、ホワイトの代わりにプリントすることもできますが、透過のDTFプリントはあまり需要がなく設備がある会社も少ないですが、物理的には可能です。
DTFプリントの縮率検証
こちらは、DTFをプリントしたTシャツの生地になります。
試しに、限界まで生地を伸ばしDTFにどのような変化が起こるのかを検証しました。
DTFはひび割れることなく、プリントは元の形に戻りました。
DTFプリントにおいて、Tシャツ生地程度の縮率は確保しており、プリントは問題ないく印刷が可能です。フライス生地など天竺生地よりも伸縮性の高い素材にプリントする場合は、詳しい業者にお問い合わせください。
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