DTF 作成 生産の会社が小ロットの料金が高いのは何故でしょうか?原価(資材費)は同じはずでしょ?
と思う方も多いのではないでしょうか?
今回はその理由を解説致します。
DTF作成 生産における作業工程
DTFの出力には以下の工程があります。
データの受け取り データ確認
DTFの作成には、データの確認から始まります。データに異常がある場合はお客様にご連絡し内容の確認をします。(所要時間 3分)
- 1mm以下の細い線は無いか?
- グラデーションの表現が適切か?
- 背景の透過がされているか?
- 画像の解像度や大きさは適切か?
プリンターにデータを送信
DTFを作成する為に、DTFプリンターに接続しているパソコンに印刷データを送ります。
1つのデータにつき、一度の転送作業になります。(所要時間 2分)
DTFプリンターでデザインを印刷する
DTFプリンターの稼働開始時には、必ずノズルチェックとヘッドクリーニング(もしくはオートクリーニング)があります。(所要時間 1分)
印刷時間A41枚 (6分)
ホットメルトパウダー(バインダーパウダー)糊を付着させる
こちらの工程は、自動の定着機(シェーキングマシン)がない場合は、1デザインごとフィルムをカットして、手作業でパウダーを振り掛けます。(所要時間 3分)
オーブンを使用しパウダーを溶解しインクと結合させる
自動のオーブンがない場合、パウダーが付着したフィルムをオーブンで温めます。(所要時間 3分)
DTFの余白をカットする
DTF作成の大半はロールでの出力となり、規定のサイズにカットします。(所要時間 1分)
DTF作成 小ロットの料金が高い原因
上記が主な工程となります。手動の場合は約20分程度の時間が必要となります。
自動の場合は、1枚あたり約10分程度となります。
日本の人件費を考えても手動の場合350円ほどのコストがかかってしまいますし、自動でも180円+ 資材費もかかります。
ロットが多くなると、自動の場合はデータのセッティング、カットのみとなり大幅に人件費が抑えられます。この工程がDTFを小ロットで作成すると価格が高い理由となります。
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