DTFプリント:はみ出した糊(パウダー)の簡単な除去方法

はみ出した不要パウダーの除去対策を行う前と行った後でのDTFプリント生地の仕上がり品質比較

DTF プリント 仕上げ加工 (パウダー除去)

DTF印刷時に、ホットメルトパウダーのはみ出た部分が生地に付着し、透明接着糊(ホットメルトパウダー)が生地についてしまう場合がございます。

DTFプリントシートを使用した印刷方法は、ホットメルトパウダーを付着させる工程があり、その工程時にプリントシートに付着したパウダーが落としきれず残ってしまう場合が有ります。

DTF はみ出たパウダーの除去工程1

このはみ出たノリ部分についての、対処・除去方法を掲載しています。

パウダーのはみ出しや付着の除去はとても簡単

まずは、A4の白いコピー用紙を用意します。同じ様な紙なら代用可能ですが、なるべく色移り等問題の無い材質と色を選んで下さい。

DTF はみ出たパウダーの除去工程2

1.画像の様に、パウダーが付着している部分に用紙を置きます。

DTF はみ出たパウダーの除去工程3

2.その上から、アイロン(130℃〜160℃)をはみ出した部分に強く圧してアイロンをかけます。

DTF はみ出たパウダーの除去工程4

3.温かいうちに、A4の白いコピー用紙を剥がしてください。
パウダーの付着部分が除去されました。

この方法は、はみ出たパウダーを再度溶解し、より密度の高く接着性に優れている素材の方に、ホットメルトパウダーを移動させる方法になります。

ホットメルト除去 仕上げの注意事項

除去後の紙にホットメルトパウダーが付着している為、同じ箇所で何度も使用すると、生地に再度接着する場合がございますので、連続した行程では、紙の別の箇所を使用して下さい。

ポリエステル・ナイロンなどの生地についた場合は、アイロン温度管理を十分に確認します。
織物の生地は、綿素材に比べ表面の密度が高い為、より乾燥した状態の紙で除去する事が適しています。

除去工程の前に紙にアイロンをかけて余分な水分を蒸発させてから行うとより効果的です。

梱包前のひと手間で、製品クオリティを劇的に高めるリカバリー術

DTFプリントの工程において、本来デザインがない部分に透明な接着糊(ホットメルトパウダー)がポツポツと付着し、そのままプレスされてしまうことがあります。これはパウダーの付着工程で落としきれなかった微細な粉が原因です。

せっかくのデザインを台無しにするこの「糊残り」は、実はコピー用紙一枚で驚くほど簡単に除去することが可能です。


1. 準備するもの:白いコピー用紙

用意するのは、一般的なA4サイズの白いコピー用紙です。 ※色移りのリスクを避けるため、必ず無地で清潔な紙を選んでください。


2. 糊除去の3ステップ(実践手順)

この方法は、再度熱を加えて糊を溶かし、「生地よりも接着しやすい紙の表面」へ糊を移動させるという物理的な仕組みを利用しています。

  1. 用紙を配置: パウダーが付着している(テカりやザラつきがある)部分を覆うように、コピー用紙を置きます。
  2. アイロンで熱圧着: アイロン(推奨温度130℃〜160℃)を上から強く押し当てます。はみ出した糊を紙に吸着させるイメージで加圧してください。
  3. 温かいうちに剥がす: アイロンを離した後、熱が残っているうちにゆっくりとコピー用紙を剥がします。これだけで、生地に残っていた糊が紙側に移り、綺麗に除去されます。

3. 仕上げの精度を上げるための注意事項

作業をより確実に行うために、以下のポイントに留意してください。

  • 紙の使い回し厳禁: 一度使用した箇所には糊が付着しています。同じ箇所で再度プレスすると、せっかく剥がした糊が再び生地に戻ってしまうため、常に紙の「新しい面」を使用してください。
  • 素材ごとの温度管理: ポリエステルやナイロンなどの熱に弱い素材に試す場合は、生地を傷めないようアイロンの温度管理を厳密に行ってください。
  • 事前の「紙の乾燥」で効果アップ: 特に織物などの密度が高い生地の場合、作業前にコピー用紙自体に軽くアイロンをあてて水分を飛ばしておくと、糊の吸着率がさらに向上します。

まとめ:諦める前に「紙」で解決

「パウダーが残ってしまったからこの1枚はボツだ」と諦める必要はありません。出荷前の最終検品で糊残りを見つけたら、このコピー用紙を使ったリカバリーを試してみてください。

当店では、高品質なDTFシートの提供だけでなく、こうした現場で役立つ「美しく仕上げるためのノウハウ」も大切にしています。加工に関するお悩みやご質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。